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東京滞在記~平山さんのセッション

東京滞在記~平山さんのセッション_b0101106_841123.jpg東京に行っていました。数日間の滞在だったのですが、たくさんの方と出会うことができました。
まずは、平山昌弘さん。平山さんは、ヨーロッパのナショナルスキーチームの専属フィジカルトレーナーとしてオリンピックのメダル獲得に貢献され、現在はフィジカル・ディレクターとして、スポーツ選手のみならず、女優、モデルなどのフィジカルアドバイスも行われています。ファッション雑誌などにも頻繁に出ていらっしゃるので、ご存知の方も多いかも。
そんなご多忙な平山さんだったのですが、友人Mの紹介で、彼のセッションを受けることができました。事前に既往歴などをお伝えしていたのですが、開口一番「足首が固いでしょう?さっき歩き方を見ていたけれど、歩き方が固い固い。足音でわかるよ。」「えっ、いつの間に見ていたの?」と思いつつも、いつもヒールの高い靴を履いて歩くときに足が棒のようにまっすぐになって歩いているのを思い出しました。ロボットのような動きというのでしょうか?しなやかさがないのです。続けて、「股関節も固いでしょう?足首、股関節の固さは、頭の固さにもつながるんだよね。」「・・・(苦笑)」
そしてセッション開始。まず足のバランスを見た後、私の一番の問題点は右の股関節にあると判断され、右足首からワーク開始。不思議なことに右足首がやわらかくなっていくにつれて、股関節もどんどんゆるんできて、くるくるとまわるようになるのです!でも、彼が動かしたのは股関節ではなく、足首。頭でこの二つの部分のつながりがあることは知っていたけれど、実際目の当たりにして、「何で?どうして?すごい~!」と驚いてばかりいました。最終的には今までこんなに足が柔らかく上まであがったことがないというところまであがり、股関節周りの筋肉を触ると、「えっ、やわらかい。これが私の脚?」というくらい力が抜けてほぐれていました。それが普通の状態ということは、普段いかに力を入れて歩いていたのかがわかります。確かに、ロボット歩きになるはずです。
そして、反対側の脚も同じようにワークし、最後に骨格を整えていってもらいました。骨が『かくん』と元の場所に戻っていく時、『ぴかっ』と光というか電気のようなものが身体を走り抜けていくのを感じました。その後は本当に緩んでしまって、起き上がれず、マッサージテーブルの上で休まないといけない状態になりました。その後、ゆっくりと起き上がってみると・・・。何と、しっかりと私の両足の裏が床についているのです。そんなの当たり前と思われる方もいらっしゃると思いますが、違うのです、足の裏の感覚が。私もセッションを受ける前もしっかりと足の裏は床にくっついていると思っていたのですが、あきらかにセッション前の感覚とは違います。これが「大地を踏みしめる」という感覚なのかもしれません。セッション後、私は中臀筋を使えるようになることから始めましょう、ということでセルフケアの仕方を教えてもらいました。
帰ってから、脚がスムーズにすっ、すっと伸び、いい感じで着地し、あまりの気持ちよさに「歩くってこういうことだったのね。」と感激してしまいました。
数日後、中臀筋を意識していると、筋肉痛のような感じになりました。また、身体がバランスを再構築しているようで、日によって、左足に違和感を少し感じたり、右足に感じたりして、どんどんといい状態になってきています。
余分な力を抜いて生きていくこと。余分な力を入れることによって、身体だけでなく、心も固くしています。わかっているようで、力を入れていることさえ気づいていない私達。しかし、少し意識を身体に向けてみることで、少しずつ変わっていくのではないかなということを実感したセッションでした。
by bodyuniversal | 2006-07-03 11:10 | ボディワーク
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