初フリーダイビング

b0101106_7122289.jpg真樹さんのセッションはとてもゆっくりとしたペースで進められる。分刻みに次はこれ、次は・・・というところがまったくない。私たちのペースを見ながら、しっかりと、でも焦ることなくじっくりと進められていく。それがとても自然に行われている。
砂浜で呼吸法を学んだ後は、ランチタイム。午後からは海に入るので、軽めに果物などを取る。真樹さんは、昔はダイバーを年間たくさん認定してきたけれど、とても機械的な感じがしたので、今は自分が教えたいこと、伝えたいことをこのようなでゆったりとした形の中で行っていることや、現在取り組んでいらっしゃること、これからなさろうと思っていらっしゃることなどをお話してくださった。私もボディワーカーという仕事をしていること。どうしてこのような経緯に至ったかなどをお話させていただいた。「素晴らしいことをなさっていますね」と真樹さんや他の方に言っていただいたとき、そんな言葉が返ってくるとは思っていなかったので、すぐに何と答えていいのかわからなかったけれど、私も少しは誰かの役に立っているということがあるのかなと少しうれしかった。
b0101106_7131277.jpg場所を移動し、いよいよ実践。ここでもひとつひとつを確実に教わっていく。私はシュノーケリング自体ほとんどしたことがなかったので、パイプ部分に入った水を噴出すのも一苦労。水が出し切れないとやはり焦ってしまう。焦ると身体に力が入り、溺れそうになる・・・。小学校のころにはスイミングスクールにも通い、中学校の水泳大会では優勝したこともあるのに、いつからこんなに水が怖くなってしまったんだろう(あまりにも昔の話しすぎるのか・・・笑)。泳ぐだけならまだいいのだけれど、あのマスクをかぶると呼吸の仕方が怪しくなる(苦笑)。でもそのうちだんだん慣れてきたので、今度は余計な力を使わず海に潜っていく練習。このあたりMは水を得た魚のようにするするとこなしていく。私はまだちょっと力が入っているのが自分でもわかる・・・。ある程度できるようになったところで、水深10M以上の場所へ泳いで移動。真樹さんがいつでも私たちが休めるよう浮き輪を浮かべてくださったのだが、それを設置するために海底へと入って行かれたとき、その姿が海の生き物のように自然で、無駄な力を使うことなく、海に吸い込まれるようにすーっと潜っていき感動してしまった。人がイルカのように水の中であんなに自由で美しいなんて・・・。
b0101106_7381355.jpg浜辺から少し沖に出たその場所は、いろいろな種類の熱帯魚が泳いでいた。波打ち際で練習していたときにはぜんぜん想像もつかなかった美しさ。そこでしばらく息を止め潜水の練習。午前中に砂浜で行った呼吸法を水に浮かびながらリラックスした状態で行い、息をそっと止め、水の中に入っていく。練習していると、真樹さんがいろいろとアドバイスを下さる。潜る時に少し上半身に力が入っているようだ・・・。気がつくと右上半身がちょっと筋肉痛。いらない力をたくさん使っている証拠。Mは悠々と魚のように6~7M潜っている。小さいころ水の中がとても好きだったというのは本当らしい・・・(笑)。
練習を終え、浜辺へ上がろうと思ったのだけれど、何だか上がりたくなく波打ち際で漂う・・・。海から出るのが嫌なのだ。このままここにずっと漂っていたい感じ。不思議なことに誰も浜辺に上がろうとしない。こんな気持ちは初めて・・・。さっきまで冷たく感じていた水がとても心地よく、身体は程よく疲労感があり、こころはとっても満たされていて幸せだった。
今でもこの穏やかな幸福感を思い出すことができる。身体にその記憶が残っているようだ。

写真上:突然変異のジョージ。普通は白いのだが、何千匹に1匹黄色になるそう。
     ボートのキャプテンたちに『ジョージ』と呼ばれていた。不思議とずっとその
     ボートの周りで泳いでいた。
写真中:ドルフィンツアーの中で出会った、マッコウクジラ。10頭ほどの群れだった。
写真下:偶然別の浜辺で会ったウミガメ。子供たちが『sea turtle!』と叫んでいたので、
     私も一緒に走っていって見た。ハワイでは海の生き物を直接触ってはいけない
     ことになっているので、その子たちのお父さんが、『触っちゃだめだよ、そばで見
     なさい』と言っている中、子供たちが何とか近くで見ようと必死に潜っているのが
     とてもかわいかった。

実は真樹さんとは行きの空港バスでお会いしている。似た方が同じバスから降りて来られたなあ、まさかと思いつつもその方のお顔を失礼にもまじまじと見つめてしまった私(笑)。西宮出身だとお聞きしていたし、お持ちのスーツケースに大きく「SUGAHARA」と書かれていたので、そうだと思いつつも、そのままに・・・。
初めてお会いしたとき、空港でお会いした方とあまりに雰囲気が違っていらっしゃったので、きっと空港で見かけた人は人違いだった、声をかけずにいてよかった・・・。と思っていたら、何かの話の拍子に同じ日に日本を発ったことがわかり、やはりあのときの人は真樹さんだったとわかった。不思議なご縁。

菅原真樹さんのサイト
by bodyuniversal | 2008-08-20 17:17 | Hawaii | Comments(0)
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