仙酔島 ~江戸風呂~

「人生感が変わる宿ここから」に一歩足を踏み入れると、とても懐かしいようなやわらかないい匂いと音楽。そして広々とした緑に囲まれたロビーに迎えられる。何だがわからないけれどとってもいい予感。b0101106_23241277.jpg
荷物をお部屋に置いてさっそくデトックススパハウス江戸風呂へ。江戸風呂は東洋医学の考えに基づいて作られたもので、松の薪を焚き上げてその余熱で入る蒸し風呂がメイン。ちょっと前に流行っていた岩盤浴に似ている。でもここの蒸し風呂は、ひとつひとつの部屋の中に海藻、蓬、びわの葉などが敷き詰められていたり、薪で部屋を暖めているのでそれぞれの薬草の匂いや炭のとてもいい匂いがして、そこにいるだけでも癒されてしまう。サウナのように息が苦しくなるようなこともなく、岩盤浴のように無機的な環境に囲まれるのでもなく、自然で、昔洞窟の中でそうしていたかもしれないと思わせるような雰囲気の中、隣り合わせた人とちょっとお話したりするのは心地いい。それぞれの部屋の中にその蒸し風呂の解説などが書いてあって、部屋の中にいたひとりが声に出して読んでくれたところによると、5月6日は立夏にあたるらしい。前の季節の疲れを洗い流し次の季節に備えるにはぴったりの日だったらしい。その中にいる皆が、「やっぱり呼ばれて来たのね」みたいな感じで顔を見合わせていたのは面白かった。
ひとつの蒸し風呂が終わると、シャワーを浴び次のお風呂へ入る仕組みになっている。海藻の蒸し風呂の次は胎内風呂。海水を沸かし、自然の塩分をもう少し加えて死海まではいかないけれど、ちょっと浮くようになっている。暖かいお湯の中浮き輪を頭においてぷかぷかしているのはなんとも気持ちがよかった。そしてよもぎ風呂。このころになると汗がとても出やすくなってきていた。それが終わると世界一大きい露天風呂の海へ。この日は暖かかったのだけれどやはり海につかるにはまだ冷たい。この江戸風呂の説明をしてくれた人によると肩まではつかってくださいとのことだったのだけれど、脚のふとももあたりまでが精一杯。「冷たい~!」と叫びながら出てきてちょっと砂浜を歩いていると・・・ 『ん?』 『えっ!!』 何だかからだがいい感じ。どうやら血液の循環がよくなったため、とても気持ちよくなったよう。ということで、もう一度海にトライ。今度は肩までつかりました。そしてからだに溜め込んだ電磁波などをアースするために砂浜を歩いていると、一緒に行っていたMが「何て素晴らしい一日なんだ」と海を眺めながら隣ででつぶやいていたのを聞いて、ちょっと立ちどまり周りを見渡してみると、穏やかな海、目の前に見える緑多き島々。なんて幸せなんだろうとふと思った瞬間、目から熱いものがこみあげてきた。知らず知らずのうちにからだのどこかに溜めていた緊張感がふと解けた感じだった。
このお風呂の説明を受けているときに「海のお風呂に入ると人生感が変わりますよ」と話されていたのをそこまでいうのはちょっと大げさなのではと思っていた私。しっかりとプラン通りにデトックスが進んでいる(笑)。やはり自然の力というのは計り知れない癒しの力があるように思う。透明で光る海、そして島々の緑にすっかりまいってしまった。
by bodyuniversal | 2008-05-11 23:55 | Comments(0)
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