私の中に流れているもの

b0101106_2229169.jpgおもしろいものを見つけた。何気に実家にある本棚をのぞいていると、そこには知っている名前が・・・。祖父の名前が書いてある本を見つけたのだ。今まで祖父が本を出版したことがあるなんて誰からも一度も聞いたことがなかった。そっと扉を開け一冊取り出してみる。パラパラと中をめくってみると、ちょっと面白そうではないか。思わず近くのソファに腰かけ読み始める・・・。終戦後に書かれたその文体はちょっと読みにくいものの、『哲学とは何か』『現実と理想』『人生とは何か』となかなか興味深い。
祖父は明治生まれで、私が高校生のときに亡くなっている。彼は京都の帝国大学で哲学を学んだと父から聞いたことがある。当時の私の中の『お祖父ちゃん』はちょっと近づきにくいこわい存在だった。また一方で、どうして私は彼のように頭がよくないのだろうかと思ったことも多々あった(笑)。
でも読み進める中で、少しわかってきた。私が物心ついたころから興味があった「人とは」とか「心とは」「死とは」ということは、やはり少なからずも祖父の影響があるのではないかと。彼から哲学の話を聞いたりすることはなかったけれど、私の中のどこかにそういうものが流れているのではないかと。
祖父が書いたものを亡くなった後に読むというのはすごく不思議な気分だ。彼はもうそこにはいないけれど、彼がどのように人生を捉え、理解していたかという一部を知ることができる。書いた当時の祖父は40歳前だったそうだ。私がそのくらいの歳になるころにはどのように理解しているのだろう。きっと解釈に異なるところはあっても、探求する気持ちは同じなんだと思う。そうだよね、お祖父ちゃん。そしてありがとう。
by bodyuniversal | 2008-04-21 23:22 | Comments(0)
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