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ペリーのディープボディワークII

ペリーのディープボディワークII_b0101106_13321658.jpg今年もペリーのワークショップが長野県の女神山ライフセンターにて行われました。昨年に引き続き2回目。今回のテーマは、『お腹、大腰筋、膝』。このテーマを聞いた時から、今年のワークショップは濃いものになりそうな予感がありました。
というのも、私自身としては、大病をしたときにお腹に大きな傷が残り、もう大丈夫と思いつつも何だか触れてはいけない感じがしていたのと、世間でいう「腹にいちもつを持つ」ではないけれど、お腹はいろいろな感情をためやすい場所だということを実感していたので、そのお腹を深く触っていくということは、いろいろ出てくるだろうなと思っていたからでした。
ペリーのワークショップは朝の瞑想、ヨガから始まります。瞑想は一人でする時と違って、グループでする瞑想はとても深いところまで入ることができます。また瞑想の後はこころがとても静かになっているのを実感します。そしてヨガ。このヨガのポーズの中にペリーがいつも言う「重力の使い方」の秘訣があります。私自身、今回のワークショップ中に、ヨガのアジャストが決まった時、何ともいえない身体のここちよさを味わいました。あの感じやみつきになりそうです。
ペリーのディープボディワークII_b0101106_1239552.jpgそしてダンス。ボディワーカーとして、人を触る前にいかに自分がリラックスし、しっかりと足が地に着いた状態で、境界線を保ちながら、人と関わることがその後のワーク(セッションに)影響を及ぼすかというのを、ダンスを通していつも学んでいる気がします。また今回はお腹のワークということもあり、個人個人でいろいろと意識化に上がってきた感情などを解放するのにもとても役立ったように思います。
そして、ディープボディワークのクラス。ペリーのディープボディワークとは、ディープティシュとエサレンのロングストロークを組み合わせたもので、一般的なディープティシュとは違って、相手の呼吸に合わせながら、少しずつ表面の皮膚から、臓器、筋膜の部分にまで働きかけていきます。
お腹のワーク中に始めは固かった表面の筋肉が、ゆっくりとストロークを重ねていくことで、どんどんと溶けたようにやわらかくなっていく様子は感動的でした。そしてやわらかくなってきてはじめて、お腹の中にある大腰筋に触ることができました。
ペリーのワークは決して無理強いはしません。相手が開いていくのをゆっくり働きかけながら待ち、深い部分へと一歩ずつ入っていきます。また、彼が授業の中でよく言っている「重力の使い方」も施術者、受け手がどのように関わるのかということを教えてくれています。
つまり、施術者が自分の力を使わず、「重力」=宇宙のエネルギーを使うことによって、受け手が自分の力で癒していくというプロセスをともにみていくというものだと私は理解しています。
ペリーのディープボディワークII_b0101106_13331665.jpg今回のワークショップは、お腹という部分もあってか、参加者それぞれにいろいろな解放が起こっていました。ペリーはひとりひとりのそのような様子をシェアリングの中だけでなく、それ以外の場所でもとても注意深く、そして温かく見守っていました。
またペリーだけではなく、今回の参加者みんながそれぞれに相手を尊重し、温かく見守っていてくれている様子を私はとても感じました。今回も本当に素晴らしいメンバーに囲まれ、女神山の美しい自然の中でおいしい食事と共に過ごせたことをうれしく思います。
ペリー、参加者の皆さん、通訳のテリー、アシスタントのれーこさんに感謝いたします。皆さんがいてくださったおかげで、とても素晴らしいワークショップになりました。本当にどうもありがとうございました。
by bodyuniversal | 2007-11-14 13:35 | エサレン
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