生まれる

b0101106_22365626.jpg先日はたくさんのお誕生日メッセージありがとうございました。たくさんの方々との出会いが私を育て、学ばせてくださっているのだと思います。私の人生にやってきてくださった皆さんすべてに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございます☆

さて、バリでのクラニオのクラス。
レオニドのクラスでは、解剖学、デモ、そして練習の毎日。数年前の2日間に渡って受けたクラニオのクラスに比べるとかなり静かに座り、相手の身体に耳を傾けることが出来るようになったことに気づく。特に1月にヴィパッサナー瞑想に行き、その後2月のクラニオのクラスだったので、より感覚が開いていたのかもしれない。
ある日クラスの中でレオニドが生徒にデモセッションを行った時のことだった。セッションの後、レオニドは必ずクライアントをベッドから起き上がらせ、地に足を着けて立たせるのだけれど、デモを受けたその生徒が立ち上がったとき…彼から放たれるエネルギーの大きさに皆が後ろに後ずさったのを覚えている。それだけでなく、彼のエネルギーがクラスの端まで広がり、そのあまりの大きさ、美しさ、優美さに圧倒され、胸に熱いものがこみ上げ、気がつくと涙が出ていた。ちらっと横を見ると私の友達のLも涙を流していた。彼から放たれていたエネルギーは本当に"Graceful"で美しかった。レオニドが教えるクラニオのワークの大きな可能性を見た瞬間だった。
そして次の時間、私がデモセッションを受ける番になった。喉のワークだったのだけれど、そこから始めれないということで胸に手を当てて始まった。身体に意識を向けると色々な感覚や記憶がよみがえってくる。こんなに鮮明に感じられるのは久しぶりかもしれない。(個人的な体験なので詳しい内容は割愛します。)セッションが終わり、ベッドから起き上がるとき、お腹の底から”生きている”という衝動のような大きな感覚がわき上がってきて、私の中の何か大きな部分が揺り動かされ、思わず嗚咽しそうになった。
そんな自分に驚きつつも、涙を流しながら(笑)、ゆっくりと起き上がり、足をそっと床に着けて立ち上がる。自分でも大きなエネルギーが自分の中を駆け巡り、外に放たれているのがわかる。その状態でしっかり立つのもやっとのことだ。面白いのは、周りで見ていた仲間の反応だ。皆も私の周りに放たれているものが見えるのか、感じるのか、一様に後ろに下がり始める。そして何か神々しいものを見るように幸せそうな顔で皆が見つめている。ああ、さっき私が見たものはこれだったのかと思った。
このように私たちが本来の流れに返ってゆくとき、こんなにも生き生きとしたものが流れ出し、美しさに満ち溢れる。(それは、その後続く練習やデモの中で何度も何度も目の当たりすることになる。)

そんな毎日を送っていて、私の中の何かが変わっていったのだろう。ある朝起きて外を見ると、バルコニーのところに卵があった。「たまご??」と思ってバルコニーを開けて、卵を拾い中身を見てみると…孵化した後のようで、中は何もなかった。
その瞬間、ああ生まれたのだ、と思った。生まれたのだ。私も。この卵のように。

この殻だけの卵は元の場所に置くと、風に流されて、右へ左へ動いている。私が出かけて帰ってきたときにはもうその卵は消えていた。どこかに飛んでいってしまったようだ。
友人にこの話をすると卵を取っておいたらよかったのにと言われるのだけれど、私はこの写真で十分だ。(何枚もとったけれど、笑)
しっかりとメッセージは受け取ったのだから。
by bodyuniversal | 2012-09-06 23:56 | Bali | Comments(0)
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