玉置神社へ

b0101106_21174477.jpg奈良県の南部十津川村にある玉置神社に行ってきました。熊野から吉野まで連なる大峰山系の一峰である玉置山(標高1076m)のほぼ頂上近くにこの神社はあります。熊野三山の奥の院とも言われるこの玉置神社、とてもいいよと友人から聞いていたのでいつか訪れてみたいと思っていたのですが、日帰りするには厳しい感じがして、なかなか行くことができずにいました。
十津川村まではかなりのロングドライブです。そして玉置神社まで12Kのサインが出てからもくねくねとした山道を進んで、なかなかたどり着きませんでした。車のない時代は歩いてこの山を登ったのかと思うと、頭が下がります。昔の人はたどり着くまでの道もプロセスとして受け入れていたのでしょうか・・・。
b0101106_21494999.jpgやっと駐車場に着くと、どこまで高く登ってきたのかがわかります。高い山々に囲まれてそこにいると、何だか自分が現代という時代に生きていないような不思議な感じがしました。
駐車場から参道を進むとたくさんの木々に囲まれた森の中へと入っていきます。そしてさらに進んでいくと、大きな杉の巨木群が現れてきます。この杉たちは奈良県の天然記念物にも指定されているそうです。
その中でもひときわ目を引くのが、この写真の「神代杉」です。樹齢は3000年。3000年もの月日の間、この同じ場所でずっと立っているというのはどういうことなのでしょう?あまりの歳月の長さに想像さえすることもできず、ただただおののいてしまいます。きっと私達が織り成す一生もこの木にとっては一瞬のきらめきにしか過ぎないのかもしれません。

この巨木の杉の森を歩いていると、ゴー、ゴーとすごい音で風が吹いているのが聞こえます。そしてよくその音を聞いているとまるで海の波の音に聞こえてくるから不思議です。ザー、ザーっと今にも波が押し寄せてきそうな感じで、自分が森の中にいることを忘れそうになります。
でも、面白いことに、玉置神社が見えてくるとその風はぴたっと止まりました。まるでこの周りだけ風が吹いていないような、そんな感じでした。
b0101106_22104198.jpg森の中にひっそりと佇んでいる玉置神社は不思議な雰囲気の空間でした。周りの石垣などに苔が生えていたり、石が風化していたりして、とても昔の趣なのに、辺りの空気はそうでないような・・・。ちょっと離れた場所から見るとそこだけが浮き出ているように見えたりして、「スペースシップ(宇宙船)」みたいだとMとふたりで話したりしました。
駐車場までの帰り道に菊理媛神(くくりひめのかみ)を祭ってある場所があって、そこには紙が置かれていました。何だかとても気になって取ろうとしたのですが、破れてしまって、すぐには読まず、そのままポケットにいれていたのですが、今日ふとポケットから取り出してみてみると、それは「汝ら天地一切のものと和解せよ・・・」で始まるもので、摩訶般若波羅蜜多心経とありました。たくさんの大切なことが書かれてありましたが、これについてはまた後ほど・・・。
by bodyuniversal | 2010-12-28 22:28 | Comments(0)
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