いのちのつながり

b0101106_0123147.jpg今回の旅の中で、100歳に近いご夫婦にお会いする機会があった。その年になった今もとても元気で普通と変わらない生活を送っていらっしゃる。驚くべきは、彼らの記憶力。私はその日のことも忘れてしまいがちなのに、彼らは70年、80年以上前に起こったことも昨日のことのように鮮明に覚えている。そして、知識と知性、ユーモア、相手を気遣う気持ち、運動能力(旦那様の方はゴルフの記録でニューヨークタイムズに載ったほど)、エレガントさ、本当何をとっても驚くことばかり。
そんな彼らに会った後、私の中に何かが起こった。何かとても大きなこと。
彼らの人生の中には良いこともあれば、悪いこともあっただろう。喜んだり、悲しんだり、喧嘩したり、励ましあったり、私には想像もつかないようなことがいろいろとあったと思う。
でも、100年近い人生を送ってきた彼らを前にすると、そんな個人的な歴史よりも、彼らがこうしてただ自分の生をもって生きていること自体が、とても尊いことに感じた。
『生きる』というのは、もうそれだけですごいことなのだ。そして生き続けるというのは、聖なる行為の連続なのかもしれない。90何年もの間、1日、1日を休むことなく続けてこられたこと。そこには私達の想像を遥かに超えた神々しさのようなものがあった。
彼らにその意図があったかどうかはわからないけれど、彼らと接することで『生きる』ということを身をもって教えてもらったように思う。そしてその行為の中に含まれる深い深い意味を受け渡されたように感じた。いのちのつながり。私達の中に脈々と流れているもの。そして今生きているということ。
by bodyuniversal | 2009-09-06 17:37 | Comments(0)
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